女性ホルモン バランス 妊娠 産後
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妊娠前・妊娠中のからだの変化

はじめに

女性のからだは生涯を通して、ホルモンの影響で月の満ち欠けの様に変化します。
ここでは、妊娠前~妊娠中に女性のからだがどの様に変化するのかを見ていきましょう。ご自身のからだで起きているリズムに意識を向け、女性の神秘を味わうエッセンスとなりますように。

女性ホルモン ホルモンバランス 妊娠 産後

女性ホルモンの種類と働き

エストロゲン(卵胞ホルモン)

主に卵巣から分泌されるホルモン(卵巣の卵胞で作られることから「卵胞ホルモン」とも呼ばれます)。女性らしい丸みのある体を作り、子宮や乳房などの発育を促します。月経や妊娠・授乳などが可能な状態にする役割を担っています。このようなエストロゲンの作用を表す物質は、エストロン(E1)、エストラジオール(E2)、エストリオール(E3)、エステトロール(E4)など体内に複数あり、そうした物質を総称してエストロゲンと呼んでいます。
・丸みのある体を作る。 ・子宮を発育させる。  ・自律神経の働きを調整する。
・乳房がふくらむ。   ・子宮内膜を厚くする。 ・血管の弾力性を保つ。
・肌や髪を美しく保つ。 ・骨を丈夫に保つ。   ・コレステロールの増加を抑える。
・精子を受け入れやすくするために、排卵前に子宮頚管の分泌液を増やす。

プロゲステロン(黄体ホルモン)

主に卵巣から分泌されるホルモン(排卵後の卵胞が黄体に変化し、そこから多く分泌されることから「黄体ホルモン」とも呼ばれます)。子宮内膜を妊娠しやすい状態に整えたり、基礎体温を上げます。妊娠を継続させる役割を担っています。
・子宮内膜を妊娠しやすい状態に整える ・基礎体温を上げる
・乳腺を発達させる ・水分をためこむ ・眠気を引き起こす

 

女性の生理周期

生理後、脳の視床下部から次の排卵を起こすように指示を出します。その指示を下垂体が受け、卵巣を刺激することによりエストロゲンが分泌され、排卵がおこります。排卵後は妊娠に備えてプロゲステロンが盛んに分泌されるようになりますが、妊娠していない場合、プロゲステロンは急激に減少します。

卵胞期 妊娠に向けて準備されている時期。エストロゲン優位。身体の調子が良い時期。
気持ちが明るくなりやすい。肌や髪の艶が上がる。
さらさらとした粘り気のない、白またはクリーム色のおりものが出る。

排卵期 生理周期を28日とした場合、およそ14日後に排卵がおこる。
排卵痛を感じる人もいる。透明で卵白の様なおりものが出る。指にとると糸を引く。

黄体期
 高温期。プロゲステロン優位の時期。排卵後~次の月経開始まで。
からだもこころも不安定になりやすい時期。PMS。むくみ、腰痛、下痢、肩こり、頭痛、ニキビ、乳房の張り、肌荒れなど。気持ちはイライラ、憂鬱、不眠、過食になりやすい。べたべたした感じの白またはクリーム色のおりもの。

月経期 リセット期。子宮内膜が剥がれ落ち、血液とともに子宮から体外へ排出される。
下腹部痛、腰痛。倦怠感が出やすい。
気持ちは黄体期のイライラなどが続く人もいれば、生理がはじまって晴れやかになる人もいる。

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妊娠各期ごとのからだの変化

妊娠中はエストロゲン・プロゲステロンの血中レベルは徐々に上がり、とても高くなります。出産後、急激に低下し、妊娠前の元のレベルに戻ります。産前~産後にかけて、ホルモンバランスの大変動などのため、以下のような症状が出やすくなっていると考えられます。

初期(1~13週)

からだ:乳房の膨らみや張り。疲労。頻尿。つわり、胃のむかつき、吐き気。

こころ:喜び、高揚感もあれば、出産への不安、心配、ライフスタイルへの諦め、怒りなど。

中期(14~26週)

からだ:体重増加。腰、骨盤、臀部、下肢に痛みが生じる場合あり。妊娠線や肌・髪の変化。静脈瘤。

こころ:ホルモンバランスが落ち着き、妊娠を楽しめる人が増える。膨らんだお腹、赤ちゃんの心音、かすかに感じる胎動で妊娠の実感がわく。

後期(27~40週以降)

からだ:体重増加。腰、骨盤、臀部の痛みの増加。腹直筋離開。恥骨結合離開。過呼吸。胸やけ。便秘。痔。脚の浮腫み。手首や手の痛み。静脈瘤。頻尿。子宮下降感。

こころ:はやる気持ちと不安。身体の重さへのストレス。出産前は潜在的な気持ちが表面化しやすい。

不安定な骨盤周りのサポート

妊娠するとリラキシンという骨と骨をつなぐ靱帯をゆるめる働きがあるホルモンが出産準備のために分泌され、骨盤周りの靭帯もゆるみ不安定な状態になります。骨盤には子宮と内臓を支える役目があるので、骨盤がゆがむと子宮の位置や形にも影響します。座る姿勢に気を付けて、左右のバランスを意識しましょう。産後リラキシンの分泌が止まっても、骨盤周りの靭帯や筋肉は不安定なままです。6~7か月かけて元の状態に戻っていきます。
産後ケアで身体への負担が少なく全く痛みのない軽やかなタッチの骨盤調整を行うことで、安定した骨盤、スムーズな体型回復をサポートします。

最後に

妊娠前~妊娠中~産後と、人生の中でもっとも女性の身体が変化する時期です。ゆっくりと時間をかけて変化する妊娠~出産。満月から一夜にして新月になる様な急激な変化の出産~産後。この寄せては返す大きな変化の波に心地好く委ねられる様、心身共に健やかに過ごせる様、マタニティマッサージセラピーや産後ケアを大いにご活用ください。

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プロフィール

須代由紀

2005年よりマッサージセラピストとして都内スパなどで8000名以上を担当。
台湾大地震災害ボランティアをきっかけに、命を活かす生き方に強い興味を持ち、こころとからだの専門家になることを目指し国内外で学ぶ。2005年よりタイマッサージ、オイルマッサージ、マタニティトリートメントをはじめ、2006年チェンマイにて修業。2010年よりBMSマッサージセラピースクールにて国際基準の専門知識と筋解剖学に基づいたオイルマッサージ、カウンセリングを修得。2015年より骨格調整をはじめる。2017年、妹の出産で専門的な産後ケアの必要性を実感し、バンコクにて産後ハーバルケアユーファイを修得。帰国後、これまでの専門分野と産後ハーバルケアを融合し、都内を中心に出張産前産後ケアを行う。日本に産後ケアが定着することで、女性への意識が変わり、より生きやすい社会になることを目指しています。

産後ケアユーファイ・育児中の疲労緩和ケア

マタニティマッサージセラピー

詳しいプロフィールはこちら
https://jai-maa.com/profile/

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